算数の勉強の段階

⑥と⑦はどちらが難易度が高いとは一概にいえませんので、⑥と⑦は並行して学習されてもいいと思います。算数としては⑦の方が難しいのですが、⑥は長文の問題もあり国語力も求められます。

短文問題だけで入試問題をせずにつっぱしっていいのか

①~⑤は短文問題が多いです。ポイントはしぼって学習させるためですね。しかし実際の入試問題は長文問題が多いです。

短文問題を反射的に解ける能力とは別に、長文問題において出題者の意図するところをとらえたり、どの分野からの出題か判断できるようになる能力も必要だと思います。

長文の問題を解く訓練は上記の⑤、⑧になりますが、いきなり⑧に入るのではなく、⑤も勉強した方がいいように思います。どのようなことも訓練が必要です。

「これだけ!」という問題集に腹落ちするコメントが書かれていましたので下記にてご紹介いたします。

“実際の入試問題の問題の出され方は塾のテキストとはかなりの違いがあります。塾のテキストは学習者がわかりやすい問いになっていますが、入試問題は出題校や作成者によって問題の出されかたにさまざままなクセがあります。そのようないろいろな問われ方慣れてほしいと思い、問題にはなるべく加工をしませんでした。”

おすすめ問題集

私が保有している【⑥簡単な入試問題】の問題集です。

  • 特進クラスの算数 有名人気校対策問題集…「チェック問題!」「出題パターンはこれだ!!」というぺージもありますが、メインコンテンツは「入試問題を解こう!!!」です。【⑥簡単な入試問題】で取り組むのであれば、 「チェック問題!」「出題パターンはこれだ!!」 は 不要と思います。解答解説は非常に充実しています。着眼点も書かれています。2色刷りで読みやすいです。 「入試問題を解こう!!!」 は298題あります。同じシリーズに、もっと難しい問題を集めた 特進クラスの算数 難関・超難関校対策問題集 もありますが、こちらは⑧にてご紹介します。
  • 塾技100算数… 【④全範囲基本チェック】で使うような構成の問題集です。中学入試の範囲が100項目に分かれています。左ページが解説で、右ページが問題です。問題は入試問題ですので、 【④全範囲基本チェック】 で使う問題集よりは難しいです。
  • これ でる順過去問 文章題…368題です。1章:割合と比、2章:速さ、3章:規則性、4章:和と差に関する問題、5章:数の性質、6章:場合の数、7章:調べと推理・グラフ より構成されています。解答は2色刷りで丁寧です。簡単な問題が多いです。
  • でる順過去問 図形…304題です。 解答は2色刷りで丁寧です。
  • これだけ!算数〈まとめ〉 (森上スキル研の中学受験シリーズ)…大判で余白が多いです。しかし直接書き込んで解くにはやや余白が足りないことも多いです。問題の難易度は★、★★ 、 ★★★と分類されています。★は④のレベルの問題ですので、★★、 ★★★だけを解くといいでしょう。入試問題集なのですが、出題校は問題ではなく、解答に記載されているという変わったスタイルです。解答解説は非常に詳しいです。 この問題集には訂正があるので、購入された方はご参照ください。
  • 近畿の中学入試(標準編) 算数…毎年新版がでます。解説は1色刷りであっさりしています。同社が発行している過去問集から取捨選択して問題集にしています。

長男の予定

最難関中学を受験されるのでなければ、上記の問題集の中学受験問題が受験対策の最終段階ですので、ひたすら続けられればいいと思います。

うちの長男も最難関校を目指すわけではないので(自宅からの通学可能範囲にはありません)、この【⑥簡単な入試問題】を続けて、国語の勉強に時間を割り振った方が合格への近道でしょう。

ですが、本人と私の趣味を兼ねて、⑦以降の勉強をするため、適当なところで⑥の勉強は切り上げようと思っています。初見で9割解けけるようであれば、その問題集は簡単すぎる気がします。その段階になれば【⑥簡単な入試問題】の勉強は終わりにしようと思います。

そのような日はいつまで経っても訪れないのかもしれませんが(^^;)

本当は得意科目の算数の勉強をするよりも、苦手科目の国語の勉強をさせた方がいいとは分かっているのですが、私も長男も算数の方が好きなのです(^_^;)

[この記事作成時点において長男小5、次男小3、長女小1です。]