④にて基本段階の完成

算数のおすすめ勉強法の記事ですが、【①入塾まで 】 → 【②計算】 → 【③全範囲先取り学習 】 と書き進めてきました。

【③全範囲先取り学習 】 を終えた後は、難易度を上げる前に基本的な問題を全範囲をさっと振り返るのがいいと思います。このブログでは【④全範囲基本チェック】と呼ぶことにします。

私のおすすめというより定番の 【④全範囲基本チェック】 用の題集を2冊ご紹介します。この2冊を学習すると、算数の全範囲を3周勉強できることになります。

この2冊の問題集を完璧することにより中学受験の算数の基本は学べたことになるでしょう。この2冊に載せられている問題は重要な基本的問題ばかりなので1問残らず解けるようになることが必要でしょう。

ベストチェック算数

ベストチェック算数は日能研の出版している本です。普通にAMAZONなどで購入できます。まずはこの本で 【④全範囲基本チェック】 をするといいでしょう。後述の四科のまとめ「算数」より難易度は低いです。ですのでまずはベストチェック算数を先に解きましょう。

210題の弱点診断テスト+70章にて構成されています。 210題の弱点診断テスト で弱点をみつけて、その章だけを勉強する方法も紹介されていますが、よほど入試が差し迫っていないのであれば70章すべてを勉強した方がいいと思います。どれも非常に重要な問題なので、解いておいて損はないと思うのです。飛ばしていいのはこの本が簡単すぎると感じてしまう段階のお子さんです。

この本の唯一の欠点は解答解説が最低限だということです。分からない問題があった場合、指導者がいないと困ってしまうことになります。

ですので70章全てを解く→ 210題の弱点診断テスト という流れでいいと思います。これで中学受験の算数の範囲を2周学習したことになります。

1章に必要な学習時間は20分といったところでしょうか。70章ありますので、23時間かかることになります。

210問の弱点診断テストは1問5分として18時間かかることにります。

四科のまとめ「

3周目は四科のまとめ「算数」をおすすめします。この問題集も基本的な問題ばかりのっていますが、ベストチェック算数よりも難しい問題が多いです。

難しめの問題は問題番号が黒ぬりになっていて区別できます。重要な問題ではありますが、【④全範囲基本チェック】の段階ではとばしてもいいでしょう。そして、この本を復習するときに挑戦してもいいでしょう。

解答解説は詳しく、子どもさん一人にて学習できると思います。

解答用紙も販売されていますが、購入の必要はないです。機械的に均等に解答スペースが割り振られています。ですので、問題によって記述スペースが不足します。ノートなどに解いた方がいいでしょう。

50単元より構成されています。1単元にかかる学習時間は40分程度でしょうか。1冊に必要な学習時間は33時間ということになります。

さらにされたければ

全範囲をサラッとチェックする問題集に 算数塾技100 という問題集があります。コンセプトはすばらしい本ですが扱いにくい点もあります。問題数が少ない割には難易度がバラバラなのです。また問題とすぐ下に解答が載っている問題が多すぎます。問題数も少なすぎます。この本にこの段階で取り組むのはおすすめいたしません。

[この記事作成時点において長男小5、次男小3、長女小1です。]