全62回で全範囲先取り学習

熊野孝哉先生の戦略的学習法では中学受験の全範囲を先取り学習することが推奨されています。簡単な問題のみ解き、それでも理解しにくい問題はとばせばいいとアドバイスをくださっています。

おすすめの教材は四谷大塚のものです。四谷大塚は関東の大手の塾です。テキストを四谷大塚のサイトにて通信販売されています。AMAZONなどでの購入はできません。

四谷大塚では4年上、4年下、5年上、5年下にて中学受験の全範囲の学習が行います。

テキストをみると、合計62回です。毎週1回のカリキュラムなんでしょうが、復習の回があったり、夏休みなどもあるので2年分で合計62回のようです。

カラーの予習シリーズ

四谷大塚の中心となるテキストは予習シリーズというテキストです。予習シリーズという名称ですが、予習用のテキストではありません。四谷大塚で一番中心となるテキストです。

この予習シリーズというテキストは非常によくできています。カラーでレイアウトもきれい、ちょっとしたコラムも入っています。本当によくできたテキストで私も小学校時代に使いたかったです。

予習シリーズ 5年(上)・(下)

白黒の基本演習問題集

熊野孝哉先生の戦略的学習法では 予習シリーズの簡単な問題だけすることが推奨されています。私としては併せて基本演習問題集もすることをおすすめします。ですので、下記8冊を購入されるといいでしょう。

  • 予習シリーズ4年上16回
  • 予習シリーズ4年下15回
  • 予習シリーズ5年上16回
  • 予習シリーズ5年下15回
  • 基本演習問題集 4年上
  • 基本演習問題集 4年下
  • 基本演習問題集 5年上
  • 基本演習問題集 5年下
基本演習問題集 5年(上)・(下)

途中で使わなくなる可能性もあるので一度に購入されるのはリスキーかもしれませんが、あまり小分けに購入するのも送料と注文の手間暇の損ですね。あえておすすめするとすると、4年上の算数の予習シリーズと基本演習問題集の2冊をまず購入し、気に入れば残り6冊を購入されるといいと思います。

どうして2種類のテキストか

どうして私が予習シリーズだけではなく、2種類の問題集をおすすめするか説明いたします。予習シリーズはカラーでみやすい素晴らしい問題集です。しかし予習シリーズの簡単な問題だけ解くとすると、問題数が少なすぎるように感じます。

通塾している生徒は復習テストや復習の回や季節講習もあるのでそれでいいのかもしれません。しかし自宅での先取り学習では問題数が少なすぎて支障が出ると思います。習得するには数字を変えただけの類題も解く必要があると思います。

ですので基本演習問題集も併用して、簡単な問題の数を増やす必要があると思います。それなら基本演習問題集だけ

我が家では私(父親)が算数を教えていますが、私の教え方が問題を解かせること中心だからかもしれません。私の教え方だと算数の勉強時間のうち、授業時間3%、問題を解かせる時間50%、解答を解説する時間47%といったところです。プロの塾の先生だともっと授業時間が長いんだと想像します。

全範囲のさきどり学習にかかる時間は?

全範囲の先取り学習にかかる時間の目安を考えました。1回分を2.5時間として62回ですので、合計155時間といったところでしょうか。1日1時間で半年ぐらいでしょうね。

ただあくまでも目安です。既習の単元はスムーズすすむでしょうし、5年生の後半の単元になると難しくなるのでてこずると思います。4年上にかかる時間を①とすると、4年下かかる時間は③、5年上にかかる時間は⑥、5年下にかかる時間は⑩といった感じです。

③は省略できるか

多くの学習塾のカリキュラムで一通り学ぶのは小学5年生の1月までです。 小学5年生の2月以降で一通りのカリキュラムが終わっているのであれば、③は省略して④をされたらいいと思います。

苦手な分野だけ③をされるということでいいと思います。

[この記事作成時点において長男小5、次男小3、長女小1です。]