入塾までにできるべき計算

公文式もしくは自宅学習にて小学3年生の2月に入塾する前に四則計算を覚えられていればかなり有利です。有利どころか小数や分数の四則計算を十分にできれば、入塾前の準備としては十二分だと思っています。

分数の四則計算までは無理でも少数の四則計算まではできる状態で入塾できた方がいいと思います。

長男は標準的な入塾時期(小学3年生の2月)に遅れてしまったので、少数の授業が終わってからの入塾となってしまいました。能開の先生は長男だけ別メニューで小数の計算をできるかどうかチェックしてくださっていました。

進学塾でも計算は教えてくれますが、小数の計算を1週間で学ぶなんてのは無理がありますよね。入塾までに少なくても小数までは完璧に、できれば分数までできているということなしです。

長男は小数の計算は一応はできるものの、あやふやな状態で小学4年生の4月に入塾しました。小学5年の春ごろにやっとスムーズに小数、分数の計算までできるようになった感じです。よそのお子さんと比べていないのではっきりしないのですが、いまもって計算力に弱点がある気がします。一番の原因は計算問題をあまり解いていないことだと思います。公文式で鍛えてもらったわけでもないですし、自宅でも「この計算できる」と主張して愚直に計算問題を繰り返し解くことを嫌がったからだと思います。

公倍数が分からないと分数の通分ができない

四則計算なんて放っておいてもいつの間にやら簡単にできるようになるとなると私は思っていたのですが、意外とそうでもありません。

例えば分数の足し算で通分をするためには公倍数をだせないといけません。

進学塾でも小学4年生のカリキュラムにてなんとか小数、分数までの四則計算をできるようにするカリキュラムです。計算って結構奥が深いんですね。

2/7で割る→7/2をかける ということなんかも、小5の長男はぎりぎりとはいわないですが、一瞬は考えているようにみえます。

分数をさける解き方

「全体の1/2使い、次に全体の1/3使い、残ったのが5個です。最初の数はいくつですか」なんて問題があるとします。

大人だったら、5 ÷ (1-1/2-3/1)=30 と解く人が多いと思います。

小学生の問題集の解説では全体の数を⑫とすると⑥使い、④使い、残りの②=5なので ⑫=30となる、といった感じで解説されています。

思考が複雑化しても分数をさけた方が小学生には簡単なんでしょうね。それだけ小学生にとって分数はむずかしいのでしょうね。

おすすめの計算問題集

算数のおすすめ問題集をご紹介します。

まずは  学研のドリル または 公文のドリル で一通りの計算方法をマスターすればいいでしょう。

つぎにそれを複雑化した問題集を解いていきます。能開だと毎日1枚の計算ドリルをいただけます。5分程度で解ける分量です。

もし通塾しない、もしくは塾により計算ドリルが提供されないのであれば、でる順過去問(計算)をおすすめします。1ページの分量が多いので、1日に解くのは1ページの半分程度でいいと思います。プリントではなく冊子なので、できればコピーしてあげるとお子さんは解きやすいと思います。

計算の工夫も一通り知っておいた方がいいですよね。計算の工夫というのは9999×9999=9999×10000-9999= といった類です。らくらく算数(計算)をおすすめします。4-5年生の春休みか5年生の夏休みごろにするのがいいでしょう。 プリントではなく冊子なので、できればコピーしてあげるとお子さんは解きやすいと思います。

上記でご紹介した本は、同じ種類の計算をまとめて勉強します。例えば、分数の割り算なら分数の割り算ばかり。いろいろな計算がごちゃまぜになって出される問題集も計算の勉強の最終段階として有用でしょう。マスター1095題5年マスター1095題6年をおすすめします。1日3題、1ページに2日分のページ構成です。1日3題ですが難しいのでやりごたえはあると思います。ただ問題が難しすぎて大量には解くのは疲れるので、5年生の後半か6年生取り組むのがいいと思います。長男はこの問題集に取り組むのが早すぎたように私は感じていて、今思うと難易度の低い計算問題集でもっと問題数を増やした方がよかったと反省しています。

[この記事作成時点において長男小5、次男小3、長女小1です。]