レイアウト
2020/5/18に必ず解きたい算数の100問が届きました。
月刊誌「中学への算数」の増刊号です。
問題+解答解説で1ページで非常にみやすい配置です。レイアウト、印刷の品質もきれいです。
問題と解答解説が同じページなので、紙で隠すなどしないと問題を解くときに解答解説がみえてしまいます。
算数の勉強方法は解答をみずに解く努力をして、そのあと解答をみるのが王道です。しかし、あまり解く努力をせずに解答をみるという問題を解くというより読書寄りの勉強方法もアリだと思っています。
この問題集はレイアウト的に読書寄りの勉強にちょうどいいと思います。
問題、解答の質
問題、解答解説ともすばらしく充実しています。
前年からの持ち越し30題と今年の入試問題70題より構成されています。すばらしい教育的な問題ばかりです。
コスト削減のための持ち越し30題ではなく、すばらしい問題のため1年限りではもったいないので持ち越された30題であるというのが伝わってきます。
解答解説も密度が濃いです。解答解説を書かれているのが各有名塾の先生方64人です。能開の先生はおられません。各先生、各塾のプライドもあるでしょうし、先生おひとりあたりの担当問題も多くないので力をいれた著述ができるのでしょう。
解き方だけではなく、出題意図、中学以降どのように取りあつかわれるかといった記載もあります。
私も学生時代に塾講師や家庭教師のアルバイトをしましたが、プロの先生は学生アルバイトの塾講師とは全くレベルが違うというのが分かります。
いつするか
長男は中学への算数にとりかかりはじめています。メインコンテンツの日日の演習を3ヶ月分終えました。コロナ休校でだらけきっていることもあり少しむずかしすぎる気もしたので、とりあえず3ヶ月終えたところで休止しています。
息子と中学への算数をするのを私は楽しみにしていましたので、中学への算数にとりかかりはじめられたのはうれしくもあり、さみしくもありました。
「必ず解きたい算数の100問」は中学への算数の「日日の演習」より少し難しいので、中学への算数を数年分終えた後にとりかかるのがいい気がします。
楽しみができました。
今のところ中学への算数を終えた後に、塾の勉強の合間に気分転換に「読書」するといったイメージです。
いつ買うか
普通の問題集ではなく、雑誌の増刊号だからか毎年品切れになってしまいます。
新品の本を入手できなくなりますし、中古本なのに値段が高くなったりします。そんなに高い本ではありませんので難関校を目指されているのであれば早めに入手されておいた方がいいと思います。
私が長男に算数を指導する際にもっとも参考にしている熊野孝哉先生の算数の戦略的学習法(過去の当ブログの記事)では、最難関校を受ける多くのお子さんはこの問題集を解いているので、自分だけ解いていなくて不利を被らないため解いておくべき問題集と紹介されていました。
長男の志望校はそんなに難しい学校ではないので、この本までマスターしなくてもいい気はするのですが、入試問題には結構難しい問題も含まれるのでこの本も習得させるつもりです。
実際、この本にも長男の志望校から2題とりあげられています。
[この記事作成時点において長男小6、次男小4、長女小2です。]