中学受験算数のバイブル

以前から当ブログで何度も絶賛している熊野孝哉先生の算数の戦略的学習法という本です。 【 当ブログ過去記事

息子はこの本のおかげで算数が得意になり、また算数の宿題などもすぐに終えることができるため他教科の勉強時間にまわせています。

深く感謝しています。

私は2020年1月現在、3冊が発売されています。私は下記3冊とも持っています。

中学受験を成功させる算数の戦略的学習法 改訂3版【 2019年】茶色の表紙

中学受験 算数の戦略的学習法 難関中学編【 2016年 】 緑色の表紙

中学受験を成功させる算数の戦略的学習法 増補改訂版【 2012年 】 赤色の表紙

熊野孝哉先生の上記3冊を比較してみようと思います。

【2019年 】

最新版の本です。読み返すごとに理解が深まります。

下記のような点を新たに思い出しました。

・難関校志望者は5年生の終わりに過去問を1年分といてみる。

・過去問は学習方法修正のためにする。そのため同じ学校の過去問は続けててすると、修正した効果が反映されにくい。A,B,C3校の過去問をするなら、AAABBBCCCではなく、ABCABCABCとする。

・ 5年後期に プラスワン問題集 、 ステップアップ演習  に取り組むとあります 。長男は5年後期も終わりかけですが、 プラスワン問題集 、 ステップアップ演習  とも終えられていません。急がないといけませんね(^^;)

プラスワン問題集 、 ステップアップ演習  は途中で挫折する生徒も多い。たしかに長男も途中で挫折して別の教材で勉強中です。

【2016年 】

塾選びや5年前期/5年後期/6年前期/6年後期と時期別にすべきことを詳細に解説してくださっています。

この本でも5年後期に プラスワン問題集 、 ステップアップ演習  に取り組むとあります(汗)。長男は算数が得意なので油断していました。ペースアップが必要なようです。

・ミス率は平均的には7%程度。難関中の1問あたりの時間より、模試の時間の方が短く、ミスが生じやすい。

・1年前に過去問を1年分やり、以後数か月ごとに過去問をするといい。

・ 熊野孝哉先生は担当する生徒には中学への算数は3年分させているそうです。1年目の負担が10とすれば、2年目の負担は7、3年目の負担は4と減っていくそうです。

・過去問は受験1年前に1回分、6年前期には2ヶ月に1回分を解く。過去問をすべてできずに受験に臨むことになる生徒が多い。

・6年前期から中学への算数に取り組む生徒が増えている。そのためにはその前段階の プラスワン問題集 、 ステップアップ演習  に5年後期に 取り組む必要がある。

【2012年 】

古い本で塾のカリキュラムなどは現在と異なりますから、この本は混乱を招く可能性もあります。

ポケットサイズの問題集についても触れられています。

・文英堂の最高水準問題集は、中学への算数が思考力を養うのに向いているのに対して、知識を強化するのに向いている。←この最高水準問題集は同社の同名の問題集とは別だと思います。

どの本を購入すべきか

上記より、一番おススメは一番新しい【2019】です。内容は結構異なるので、できれば【2016】も読まれるといいでしょう。

【2012】は古い本ですし、私のようなファンでなければ読む必要はないと思います。

[この記事作成時点において長男小5、次男小3、長女小1です。]